和風デザインプロジェクトについて

日々のプロジェクトや大阪でのデザイン会社としての考え方。




Feb. 2017 | 人とデザイン

青森・熊本の古墳や遺跡に行って気づいたことがあります。
それは根本の部分は今と全く同じであるということ。




縄文時代のつり針を見ると今のつり針と何も変わらない。
「返し」もしっかりと付いている。
色をつけるのも岩絵具を使っていた。そして漆も使っていた。
おしゃれのためのピアスもある。小物を入れる竹で編んだポーチもある。
今と何が違うだろうか。


縄文土器のデザインも100年〜150年に一度大きく変化していることに気が付いた。
流行りのデザインのスパンは昔は100年スパンで今は数年スパン。
デザインの流行り廃りがあること、縄文時代にもあった。
今と何が違うだろうか。









今も見かけるようなアクセサリーのデザイン。



八千代座にて。









室町時代から600年続く山鹿灯篭祭り。灯篭は和紙で作られ、非常に繊細で美しいデザイン。

そのデザインされたものを頭につけ踊る。この灯籠もとても細かい所までデザインされている。

この旅でデザインは尊いものだと改めて感じました。



デザインは人類と共に存在し、必要不可欠なものとして存在しています。
そして人と差別化するためにデザインを施し、一つのアイデンティティとして独自の土俵を作っている。


だからこそ、デザインするということをデザイナーは深く考えなければならない。


そんな根源的なことを職として全うできることは本当に嬉しいと感じました。









青森は雪が深い。






熊本は地面から暖かい。






小さいときじいちゃんに連れてきてもらった有明海。カラダは覚えている。



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