消効果の出るブランディングについて

効果の出るブランディングプロジェクトや考え方。




Mar. 2019 | 1回卒業

桶屋のブランディングは基本3年経つと卒業を迎えます。
まず最初の1年で本質の炙り出し、それをデザインへアウトプット化し土台固め。
2年目、3年目で、プロモーションや、作り上げたブランドの定着。
そして世界観をずらさず守っていくブランディングシンキングのレクチャー、写真の撮り方や美しいレイアウトデザインのスキルアップ講座を徹底的にやります。



この3年間どのように自社と向き合うかで、会社の成長は著しく違ってきます。
全部丸投げしておいたらいい感じにやってくれるだろうとか、お金を払っているから何でもやってくれるだろうという甘えからは何も生まれません。昔はその会社が望むのであればという思いで何でもやっていたこともありましたが、結局後を見るとその会社の為になりませんでした。



少しでも自らの足で前進すること。昨日より1センチでも前に進むこと。
失敗しても良いから自らでやること。折れずに最後まで歩き続けること。その代わり3年間しっかりと補助します。ズレてきたらトーンと押し戻します。考え抜いて出ない答えは一緒に考えます。ブランディングとはそんな日々の積み重ねでしかないのです。



世にある多くのブランディングは、流行りの取って付けた様なコピーとデザインを施し「いかにも感」を演出しブランドを作り上げているだけです。やはりこれではすぐ会社が無くなります。結局自分の足で立ててないからデザイン会社やコンサル会社が居なくなった瞬間に急にレベルが落ちる。突っ掛け棒が無くなったからすぐ倒れるんです。



企業に取って大事なことは突っ掛け棒なんか無くとも自分で自由に歩ける様に、歩き方を学ぶことではないでしょうか。
スキルや知識は消滅なんかしません。一生モノです。







クライアントの平岡工務店さんは3年を迎え、今ではお客様が列を成す工務店さんに。
本当に3年間真摯に向き合われた賜物だと思います。



社長さんだけでは無く、スタッフの皆さんも何かを決断する時は必ずコンセプトに立ち戻り考え、広告・イベント等社外出るもの全て「平岡工務店らしい」かということを常に細かく討論。何を発信するべきか。何を発信するとダメなのか。のゾーンをしっかりと把握。クリエイティブの中心である写真のスキルアップにも積極的に取り組んで頂きました。



平岡工務店さんの素晴らしいところは社外への見え方を常に意識していたこと。社員さん全員がいつも「平岡工務店らしい行動」とは何かを客観的に考えていたことです。実は僕たちが一方的に張り切ってもただの押し付けになり、効果は高く出ません。しかしその受け方がきちんと整備されている会社さんは100%伸びていきます。



この3年間のクリエイティブをパッと振り向くと全てが統一され、 美しく、何一つズレていない「平岡工務店にしか出せない世界観」があります。 写真・言葉・空気感。ミクロで見ると一つの綺麗なクリエイティブですが、マクロで引き離して見ると統一された美しさを感じます。







新しく新規事業を始めた訳ではありません。
スタッフさんを総入れ替えした訳でもありません。
本来見せるべきところを見つけ出し、それにデザインを施し、お客様に見てもらっただけです。シンプルな戦略ですがでもこれが一番効くんです。



3年間経った後は遠くからいつまでも応援しています。
スポットでデザインさせて頂いたり、たまにアドバイスしに伺ったりと。










最後のミーティングでサプライズでプレゼント頂きました。嬉しい。。。この剣菱は平岡さんとの思い出の剣菱で2本目です。 茶筅、大切に使いますね。平岡工務店の皆様ありがとうございます。


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