歯科医院デザインブランディング成功事例

今回のミッション/デザインご依頼の経緯

君子は義に諭る。



痛みを取り除くだけではなく、何より患者様がここに来れば「正しく咬める」ようになること。
10年、20年、30年とエラーがなく、咬めることに特化した医院にしたい。

そして地元、徳之島で根本的且つ最先端な技術な治療を行い、
行く先は沖縄、九州、本州と日本全国へ。
院長である芝田医師の本質的な歯科治療を伝えるべく、ブランディングプロジェクトは始まった。

流行りをつくるのではない。

ブランディングの成功の秘訣は、

流行ではなくイズム(芯)をつくる。
イズム(芯)は老朽することなく、進化し続け、常に新しい。




桶屋のブランディングはデザインをつくった其の時が最終型ではありません。
30年後、長ければ100年、300年後、500年後かもしれません。



デザインとはクライアントの道しるべとなり一歩先にあるべきもので無ければなりません。
また、クライアントが進化する度に追いつけるもので無ければなりません。



初志貫徹。
大切にしていく自分の哲学をこのブランディングというタイミングによって固め、
其れを何があっても諦めることなく貫き通すのです。
誰もが知る「CHANEL」も「Porsche」も「とらや」も幾度となく危機を乗り越えてきました。



危機の時に立戻るもの。其れがイズム(芯)なのです。
何を大事にして生き永らえるのか。
拠り所がなければすぐに折れるでしょう。
幾度と無く危機を乗り越え、強く太い芯に時間を掛けてなっていく。




その頃には真似するのでは無く、真似される立場になっている。
老朽することなく、進化し続け、常に新しい。

デザインのプロセスと解剖

<自分の存在意義を確かめるロゴマーク>




もうすぐこの地に生まれる「ひとつのランドマーク」
広大で自然豊かな徳之島という地のシンボルとなるYUI Dental Clinic。
芝田さまの「ここに来れば咬めるようになる」というフィロソフィーを、
一つのロゴマークとしてデザインへアウトプット致しました。



「8」
1=中切歯 2=側切歯 3=犬歯 4=第一小臼歯5=第二小臼歯 6=第一大臼歯 7=第二大臼歯 8=第三大臼歯 という歯の構成から由来しており、この「8の歯」が上下正しく咬み合わさる様を、「交わる・交差する線」として捉えた。また「8」は末広がりを表しており、8を横にすると無限大の記号「∞」となり、縁起も担いでいます。


「結ぶ、 yui 水引」
YUI Dental Clinicと患者さまとの信頼関係が結う。YUI Dental Clinicのスタッフ同士、チーム医療としての関係が結う。「結ばれていくインスピレーション」を日本古来の伝統風習に用いられた鮮やかにして美しさを表現象徴した、「水引」と捉えた。患者さまやスタッフ同士との信頼関係がいつまでも結ばれ、真摯な気持ちが咬み合って治療していく。その理想をこのロゴマークに込めています。


「祈り」
木床義歯の始まりは、安土桃山時代〜江戸時代頃、木の仏像を彫る職人、つまり「仏師」が彫ったといわれている。患者様の口腔、言い換えると聖域に入り、洗練された正しい技術と精神をもって治療する。患者様がきちんと咬めるようになり、豊かな人生が送れますようにという「祈り」を込めた或る意味での「仏師」の仕事。この美しいラインは仏師が彫刻刀で祈りを込めながら彫ったラインをイメージし、両手を合わせ合掌しているかの様にも見えます。




以上の3つのデザインコンセプトと、コーポレートカラーは「呉須色」(ごすいろ)と呼ばれる日本の伝統色。
この呉須色とは、深く渋い藍色のことで、陶磁器の染付に使われる顔料。江戸時代中期以降古伊万里や、二百年近くにわたって使われていた器の色でもある由緒正しい色で色自体の美しさはもちろんのこと、何年経とうとも変わらない普遍性を当院も踏襲し、日々精進し皆様に信頼され、愛される医院に成って行くという未来目標を表現致しました。



シンプルながらもいつの時代にも美しいと思える潔いクラシカルデザインと、堂々とし変えようがない本質を兼ね備えた想いの詰まったロゴデザインです。

<ロゴディティール>
<「呉須色」ブランドカラー>
何から何まで。
ブランドとは小さなことの積み重ねで出来ている。

ロゴ、キャッチコピーから始まり、ホームページ、名刺、診察券、写真撮影、お薬袋、便箋、はがき、開院案内、問診票、インプラント治療契約書、インプラントプロトコール、ホワイトニング同意書、自由診療料金表、長3封筒、角2封筒、制服、ネームプレート、院内サイン、院内で流す音楽、院内の香り、インテリアコーディネート、接客アドバイスなど、
YUI Dental Clinicを構成するすべての要素に着手しました。



例えばリッツ・カールトンのボーイさんの衣装にシワが目立っていたり、
トイレに行った際に業務用ハンドソープのボトルがそのまま置いてあったらどんな気持ちになりましょうか?
本当のブランディングとは、何から何まで統一されていること。



特に気を回すべきは「細部」。
ホームページ、名刺などは言わずとも誰もが気づくポイントですが、
例えば、何分前にお出迎えをするのか?封筒は糊で止めるのか、シールで止めるのか?季節によって来客用お茶は何種類用意するか?どんな陶器やグラスで出すのか?スタッフの香りの印象はどうするのか?など こういった細かい気配りや気付きが沢山積み重なる事でブランドは成り立っていることに留意しなければなりません。

ブランドとはどんな場合も小さなことの積み重ねで出来ています。
逆を言えば小さなことの積み重ねが出来ていなければそれはブランディングが成立していない事を意味しています。
ホームページ・名刺・パンフレットだけを統一することがブランディングの本質ではありません。



一朝一夕には参りませんが、細かい事や表から見えない事にこそ懇切丁寧に考え、
1つ1つ解を導く必要があります。 其の積み重ねた結果は、必ず後に「見える形」として付いてくるでしょう。



<唯一無二なるオーバル型の診察券>




<名刺>



<お薬袋>











<封筒>








<院内サイン>








<制服ディレクション+名札デザイン>


<インテリアコーディネート>




<院内のアメニティや香りディレクション>


<院内で流す音楽ディレクション>


<YUI Dental Clinicの世界観をビジュアライズした写真>














<ウェブサイト>






コーポレートサイト
https://yuidentalclinic.jp/

<インスタグラムディレクション>

ブランディングは未来からの逆算。





















初めてお問い合わせいただきましたのが2020年1月。
距離にして1400km。はるばる鹿児島県徳之島からご相談に来られました。
真っ直ぐで、世の中のために自分に出来る事を正しく行いたいという
愚直な思いを聴かせていただき感銘を受けた事、鮮明に記憶しています。



本質的なブランディングとは何か?それは一言で「忖度無しで付き合えるか」に尽きます。
桶屋の視点というものは常にフラットで
①クライアント様のために
②そして世の中のためになるのか
という2点しか考えません。



お世辞やおべっかも使いません。本質を突き詰めるときに其れ等は邪魔になるからです。
良いものは良い。悪いものは悪い。全身全霊でデザインする。
非常にシンプルなのです。



結果は数字が語ります。
ブランディング前と比べ、来院数2倍。自由診療10倍。という。



まだまだ伸びゆくものだと確信しておりますが、これは正当な評価だと思います。
芝田院長先生の実力がただ単に世の中へ認知され、世の中から認められたのです。
あくまでも桶屋のブランディングデザインは正当な評価をされるための1つの手段。
縋る事なく、自力を伸ばすという弛まぬ努力をし続けた結果、未来があると思います。

YUI Dental Clinic様

所在地:鹿児島県大島郡天城町浅間245-1
https://yuidentalclinic.jp/

【ブランディングプロジェクト】
CI構築・ホームページ、名刺、診察券、写真撮影、お薬袋、便箋、はがき、開院案内、問診票、インプラント治療契約書、インプラントプロトコール、ホワイトニング同意書、自由診療料金表、長3封筒、角2封筒、制服、ネームプレート、院内サイン、院内で流す音楽、院内の香り、インテリアコーディネート

おしゃれな歯科医院デザインについてまずはお気軽にご相談ください。


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