おしゃれな別荘設計デザインについて

おしゃれな別荘空間で感じる価値がすべて変わる




コンセプト | 自然の中の穏やかな JS.Bach
デザインや空間を考えるとき、いつも考えることはたった1つ。
己の感覚器官が刺激されるかどうか。



街から少し離れた場所に其れは在る。
1979年のロールス・ロイス Silver Shadowに揺られながら。
到着するとカッコウの囀りと地面に挽いたウッドチップのメキメキという音が出迎えてくれる。
デザインイメージは緑に囲まれたイギリスのBiburyの様な穏やかさ。



扉を開けるとクラシカルとモダンが小気味良い形で交じり合っている。
リノベーション前はよくあるログハウス調の内装。
イギリスの静かな田舎暮らしをアウトプットすべく、それらの要素を全て排除。
歩いた時の重厚感と静けさを出す為に床に深いパイルのカーペット。
壁・天井は面を貼り、ピンク、白、グレーを調合し全て塗り替えた。
塗りムラに拘り「素人の様に」感じるまま塗った。



インテリアはPIERRE JEANNERETのWRITING CHAIRが
パイルの深いカーペットに脚が深く刺さり、優雅さを醸し出している。
また、PH6 1/2-6は部屋の中から美しさを感じるのではなく、
外から見える窓越しのPH6 1/2-6の美しさを感じる為に今のポジションに吊るしている。
施工の際には数センチ単位で100パターンほど試した。



高価なインテリアだけを此れ見よがしと集めるだけでは成金風情で芸がない。
インテリアとはそのものを見るだけではなく、
上記の様にインテリアと他の要素が合わさった瞬間を観ると深みが出て面白いものだ。



この邸宅の1番の心地よいポイントはテラスだろう。
朝日が登る頃、焙煎したコーヒーを片手にテラスへ腰を掛ける。勿論、白湯でも煎茶でも良いだろう。
朝露が森林と混じり「緑の香り」が其処ら中に漂っている。
耳にはJS.BachのCello Suite No. 1 in G Major, Prélude。



良い空間の定義とは何か。
それはこの様な全ての要素が合わさった時に感じる「この高揚する感覚」なのでは無いかと思う。



<インテリア紹介>
スピーカー:1980年製 イギリス TANNOY Classic Monitor。
プリメイン・アンプ:Accuphase 120W/ch INTEGRATED STEREO AMPLIFIER E-380
CDプレーヤー:Accuphase「DP-430」
オーディオラック:1960年製 デンマーク 「Stereo rack in rosewood」Bang&Olufsen。
ペンダント:1980年製 デンマーク 「PH6 1/2-6」Louis Poulsen
1Fペンダント:現行品 Flowerpot VP2 pendant Verner Panton
コーヒーテーブル:現行品 Bo concept
ソファ:1954年製 デンマーク 「GE258 Daybed」Hans J. Wegner
チェア:製造年月日不明 インド 「WRITING CHAIR」PIERRE JEANNERET

















































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