ブランディング成功の秘訣について
日々のプロジェクトや大阪でのデザイン会社としての考え方。
Sep. 2015 | 失敗と成功の違い
今回の案件はまたもや東京。
最近東京方面からの依頼も多く、東京に行く機会が増える事は嬉しい事です。
東京に住んでいた頃は逆にあまりどこにも行かなかったのですが、今となれば刺激だらけ。
主観的に見える景色と客観的に見せる景色が違うのだなあと改めて感じています。
ブランディングも同じですね。
企業にいると当然主観的になります。経営者の方は特に。
それを客観的にジャッジするのが僕の仕事です。
だからこそ良い事は良い。ダメな事はダメとハッキリ言います。そうしないとやる意味が無い。
付き合いで「良いですね〜」は悪ですね。誰の為にも成りません。
きちんと敬意を持ち、アドバイスする事が本当の愛だと思います。
今回のご相談は今まで突っ走ってきたので1度立ち止まり整理して次のステージに進みたいというご相談。
僕も気持ちはめちゃくちゃわかります。経営者は日々色んな事に刺激を受けているのでいろんなことをしたくなる。
いろんなことをした後振り返るとかなり散らばっている事に気付く。でもそれをまとめる時間も、何を残し何を捨てるのかの取捨選択も主観的になり、分からない。こうなるとどんどん森の中に入って行きます。本当に抜けれない。
僕たちの仕事は散らばらないように日々後ろから整えること。ズレ始めたら笛を吹いて気付かせもとの隊列に戻ってもらう。もしくはさりげなくちょこんと押す。日々そうする事で大きくは散らばらなくなりますし、大きく道を逸れる事が無くなる。それがブランド管理というもので一番重要です。
ここから重要です↙︎
ブランディングが失敗に終わる例で多いのが、みなさんデザインを作った当初は興味があって名刺を眺めたり、ホームページをチェックしたり、インスタグラムやFacebookにどんどん投稿したりなのですが、3ヶ月、半年、一年も経つとどうでしょうか?ほとんど興味が薄れているorデザインのテイストを飽きたからといって変えている。これでは折角作り上げたものが意味が無いですし、逆にころころイメージを変えては企業の信頼性が疑われます。
普遍的なものと変化するべきものの区別が付かず行動することは本当に危険です。
それを冷静にジャッジする事がブランディングの1つの要になるという事を覚えておいて頂ければ幸いです。
気持ちいい整列性。