本格的な写真講座について
本格的な写真講座の考え方。
Jun. 2017 | 神戸商工会主催 写真講座の講師をしました 【満員御礼】
神戸商工会議所のセミナー第2弾は写真講座の講師でした。
僕は広告で何が一番大切な要素かと聞かれると迷わず「写真」と答えます。
どれだけ良いコピーでも、写真が悪ければ一気に崩壊します。
逆に写真が良くて悪いコピーでも、写真が悪いパターンよりは崩壊しません。
では良い写真とは何でしょうか。
綺麗な写真が良い写真とは限りません。
グリッドキッチリを全て合わせてもそれが良い写真とは限りません。
それは3ヶ月みっちり勉強すればある程度は誰にでも撮れる証明写真と同じです。
良い写真とは撮りたいものの「顔」と向き合っているかが大切だと思います。
生け花でもどこがこの花の顔か考えて生けます。料理でもどの向きが顔なのか考えて料理を出します。
写真でも撮りたい被写体の顔はどこなのかを考えて撮れば「味」が自ずと出てきます。
↘︎この写真は全てiPhoneで撮った写真です。コツをしっかり抑えれば良い写真は撮れます。
スマホで連写、一眼レフで連写。
シャッターを押し捲れば押し捲るほど写真は下手になっていると考えて間違いありません。
「想像する、考える、感じる、そして最後に軽くシャッターきる。」
これが何よりの上達方法だと考えます。
ということを話させて頂きました。
いつも皆さん写真講座の後には劇的に写真が変わります。半分死んだ様な写真が一気に生き返ります。
大切なことはF値をいじることでもシャッタースピードを変えることでもありません。
そんなことに囚われている様では感覚に突き刺さる写真は永久に撮れないと思います。
自分の感覚と一体になれるか、溶け込むか。
サッカーのドリブルに意識がいっているようではダメですね。
良い広告は一枚の写真で決まる。