卸売業成功事例ブランディングについて
卸売業ブランディング事例


生産者から植物を仕入れ、コーナン、ロイヤルホームセンター、ダイキ等大手ホームセンターに植物を販売する、「生産者」と「ホームセンター」を繋ぐ役目担う安藤氏。ご自身で鹿児島から北海道まで全国をまわり、植物をセレクトしています。
安藤氏の一番の悩みは生産者の作る質の良い植物をキチンと「理解」してもらうか。生産者の想いの詰まった植物を安く流通させることはしたくない。きちんと理解して植物を買って欲しいんだと安藤氏がおしゃられていました。
アプローチとして植物そのものがこんな感じで咲きますとかいうイメージを直接アピールするのではなく、感覚的に「庭に置いたら雰囲気良さそう!何かいい感じ。」という間接的なアプローチはどうかとご提案しました。
直接植物そのもののアピールというものは非常に差別化が難しい時代になってきています。
珍しい品種をセレクトしたからって売れる時代ではない。
理由はモノ主義からコト主義、つまりは価値思考に消費者心理が変化してきているからです。
どんな花に成るのかという写真より、珍しい品種の写真より、一番大事な事はその花を自分の庭で飾る事によって庭がどう変化し、どんな気持ちに成るのかという気持ちをデザインする事が一番大切なのではないか。と考えました。

<コーポレートロゴ&プライベートブランドロゴ>
<名刺>
<名刺>
<活版ver名刺>
通常園芸ラベルは買ったら「切り離す」か「何も思わず付けっ放し」という取り扱い説明書的な役割の中、このラベルは何かずっと付けておきたい。植物の印象を変える、取扱説明書要素も勿論含んだ装飾品的なラベルとして「LUTIN」というブランドを付けてデザインしました。
草木の生産者さんからも非常に好評で、いい意味で今までのラベルの概念が覆された。自分の育てた草木に付く事が嬉しいと絶賛を得ているみたいです。
LUTINとわかりやすくシンボル化することで「あー!このマーク見た事ある」と認識され、このブランドの商品のセレクトは良い!とか「丈夫な植物で安心」という認識に掏り替わります。そのためにもブランドとしてしっかり機能させるということは大切な事で、どんな草木をセレクトするのかどんな情報を発信するべきなのか、その点がブランディングの一番難しい所でもあります。
安藤氏が提案する(LUTIN)植物の質=クオリティの高い植物
というブランドイメージを確立することで、ホームセンターにある植物の中でもよく売れており、他の卸業者に比べ、高い売価で売ることが実現できました。他の業者さんは大手ホームセンターから値切られる中でもアンドーさんは値切られたこと一度もないと仰っておられました。そうなると価格競争からは抜け出す事が出来、結果生産者も安藤様に納得できる価格で卸すことができるようになりました。全員がWIN-WINの関係です。
<園芸ラベル>

<園芸ラベル>

<園芸ラベル>
<株式会社アンドー 安藤明社長>
たかがラベル。されどラベル。
植物の見え方を園芸ラベルという側面からアプローチし、新しい顧客層の獲得と販売単価のアップに成功。
「植物の売行きが落ちている中、売行きはとても良いですね。毎年売上が伸びている。他の業者さんは大手ホームセンターから値切られる中でもウチ(株式会社アンドー)は値切られたこと一度もない。また将来的には新たなファンづくりの為に様々なイベントに参加したり、ホームセンターでの新しい販売促進をしていき、アンドーブランドを浸透させて行きたいと思っています。」と安藤氏から嬉しいお言葉を頂きました。
今回のプロジェクトでのもう一つの大きな変化は、ホームセンターのスタッフが自然とリュタンブランドをキレイにディスプレイするようになりました。デザインされたものが入るとキチンとしないという意識が働き、気持ちも入る。デザインは環境を変化させ業務フローの改善にも貢献することの証明となりました。
デザインとは心の中を自然に変化させることができるコミュニケーションツールであると改めて感じました。
●制作内容