日々のプロジェクトやデザインについて

日々のプロジェクトや大阪でのデザイン会社としての考え方。




Feb. 2020 | 命そのもの

2019年のある年の瀬。YouTubeを見ているとワンコの殺傷処分の広告が流れてきた。
本当に胸が痛くなるような動画で、居た堪れない気持ちになりました。
今一緒にいる柴犬のワタリもタイミングが合わなければと思うと他人事とは思えませんでした。



自分に出来ることは何かと改めて考えました。
施設のワンコの写真を可愛く撮って、
多くの飼い主さん候補に会える機会を増やせば一匹でも命が救えるのではないか、
可愛いだけの写真だけではなく、人と仲良く触れ合っている写真があれば、
みんな安心して施設に来てくれるのではないか。
と思い、兵庫県にある日本レスキュー協会さんに
コンタクトを取ったのが始まりです。



日本レスキューさんのお話は感慨深いものでした。
もし里親が見つからない場合でも
災害時に人を探し出す災害救助犬としての一生を、
また、おじいちゃんおばあちゃんの心を癒すセラピー犬としての一生を。
殺傷処分という不条理な選択ではなく、
ワンコの一生をこんなにも考えて、寄り添っておられる活動を知りました。





































噛み付いたから、いうことを聞かないから、懐かないから捨てる。
この世は「生」のあるものに囲まれています
植物も動きこそはわかりにくいですが、ものすごい生命力で且つ、
はっきりとした意思を持っています。
もっと命そのものに触れ、心と向き合うべきではないかと思います。



撮影していて感じたことは、この子達は本当に純粋でした。
何か人のためになれればという思いが伝わって来ます。
人間に一度は捨てられ、しかしまたその人間の為に全うしていく。
レスキューの訓練でも全力で人の救助に向かい、大声で吠えて居場所を知らせる。
セラピーでも笑いかけてきたり甘えてきたりして、こちらも笑顔になり活力になる。
この子達は全力で生きています。



もっと多くの方にこの日本レスキューさんのされていることを知って欲しいです。
阪神大震災、スマトラ沖地震、熊本地震、東日本大震災でもたくさんの人たちの支えてくれました。
全世界、人とワンコのコミュニケーションが増え、
支え合い、お互いが幸せになる世の中が来ることを祈ります。

















みなさん本当に思いのある優しい方々でした





※まだまだこのワンちゃん達をお世話する運営資金や物資が足りなく、 街頭にこのワンコ達が出て募金活動もしていると聞きました。 何気なくそのような光景を今までの人生で幾度となく見て来ましたが、 その募金活動を終えたワンコ達は駅の人混みの多い中、 相当のストレスになっているようで、疲労困憊で本当にぐったりするようです。



僕はワンコが好きで、世の中の全部のワンコの命は救えないですが、 一匹でも命を救いたいという思いで活動に参加しました。 何か皆さんもこれだったら協力出来るかもということがあれば是非一度 日本レスキュー協会さんにご連絡してもらえると嬉しいです。




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