おしゃれ歯科医師名刺デザインについて

審美性を追求した歯科医師名刺デザインのご紹介。








「良い名刺」という定義について少し考察してみよう。



モノや体験から学ぶことは非常に多い。
美味しいレストランや、良質な旅館に訪れると、何か自らの感覚に衝撃が走る。
人は良いものを体験したり、上質なものを身に付けると自然と背筋が伸び、
知らず識らずのうちに、自らのレベルを高めている。


激安で最短1日などと名刺を注文するのも容易である。
テンプレートであるからこそ安いのだが、其れ故のデザイン性や印刷仕上がりの品質は欠如。
漢字の画数や形状も、メールアドレスの長さも違う筈だが、当て嵌めて終わり。
酷いデザインになることは安易に想像にたやすい。


更に重要なことは...この名刺を作る哲学や背景や経緯・ストーリーが感じられないのだ。
この要素が合わさり、自分の価値を映し出す魂(名刺)が出来上がる。
昔よく父親に言われた一言がある。
「値打ちのあるものを持て。自分の値打ちを上げろ」と。


間に合わせのモノには、結局無駄金になることが多い。
私自身もそうだが、妥協して「竹・梅」を選ぶと満足せず、結局「松」に手が伸びる。
だからこそ初めから「松」を選べば良いと勉強になった時期があった。


クライアント様からは、手に汗握る位の相手様でも自信を持って堂々と出せる。
絶対に「当たり負けしない名刺」と声をいただく。


其れは甚く、その通りで私自身も名刺には異常なる拘りがあり、
強烈なるアイデンティティを詰め込んだ、遥か先駆的存在として鎮座している。
株式会社桶屋の産み出す名刺は、「名刺」という枠組みの概念を超えた何かを創造している。
それが「良い名刺」の定義では無いかと解釈している。




細いラインのエンボスの美しさに目を奪われる。線が切れることもなく。繊細な工芸品の様な仕上がり。





目には見えない頭の中。歯科医師のアイデンティティを名刺へアウトプットする。




デザインだけではなく印刷技術も非常に重要。この様な形状が細い歯科医師のロゴでも繊細に活版印刷が出力できる。





名刺は歯科医師と患者様との大事なコミュニケーションツール。名刺のこだわりと歯科技術に対する情熱は比例するケースが多いと感ずる。




歯科医師の名刺だけではなく、診察券のデザイン依頼も多い。患者様にわたる全てのツールをデザインしてはじめてブランディングが成立する。




独創的な歯科医師の名刺。普通の紙に色をオフセットベタ塗りしてこのレッドとネイビーを出しているのではない。質感に触れた瞬間、わかる人にはわかるスペシャルな名刺。名刺とは不思議なもので、料理と同じく味わった瞬間に、良さがわかる人にはわかるものである。



歯科医師名刺




下記は少しデザインのマニアックな話にはなると思いますが、
株式会社桶屋のクライアント様には好ましい話かと存じますので、
宜しければお付き合いくださいませ。





<文字間(レタースペースLETTER SPACE)ひとつで大きく変わる>



活版印刷や箔押し印刷、エッジに色をつけたり、角丸にしてみたり。
高級な和紙を使ったり、金ピカのとにかく目立つ紙質を使ったり。
それだけでは、ただ単に「ツール」や「モノ」に依存しているだけです。


本当の審美的な美を求め、追求するには土台となるデザインが非常に重要。
最高級和紙に活版印刷してもレイアウトデザインが貧相だと全てが崩壊します。


わかりやすい「印刷手法」と「紙質」ばかりに目が行きがちですが、
「印刷手法」と「紙質」の良さを最大限引き出すには、
「レイアウトデザイン」という本質の土台に一度立ち止まるべきでは無いかと考えます。


デザインは様々な要素が組みわさって成り立っていますが、
今回は文字間、所謂レタースペース(LETTER SPACE)について考察していきます。









文字間を広げすぎると、文字として脳の中で処理がしずらくなる現象が起こる。これを視認性の欠乏と言い、デザインとしても間延びしたようになり、野暮ったさが生じる。



文字間を狭くし過ぎると、全体的にギュッと収縮されたようなイメージで非常に貧相な仕上がりとなり、且つ文字の読みにくさが目立ってくる。





文字間を広げすぎる事により「氏名ゾーン」のデザイン性が担保できなくなる事は勿論、「医院インフォゾーン」のグループごとのバランスが悪くなり、要素がわかりずらいと言った現象が起こる。これを「ゲシュタルト法則の崩壊」と呼び、バランスが大きく崩れ、締まりが喪失される。







違和感はかなり解消されたが、氏名との取り合いが気になる。「院長」の文字間と「芝田琢哉」との関係性が「完璧」にしっくり来ない。これは文字間の数値を揃えれば解消されるものでは無い。ここにそれぞれデザインのセンスという妙味があるのでは無いか。



ここまでくると次に皆様が見たいのは「田」と「長」のツラを揃ったものを見たいと言うのではないか。「田」と院長の「長」のツラを合わせても、一件落着に見えるが関係性が完全一致にはならず、逆に揃える事で肩書きと氏名の役割が同質化しているような感覚に陥り、要素としては分解されていない。


まだまだデザインの解剖は深く掘り下げる点が多いが、
たった「院長」と言う1要素の文字間だけでもこれだけ見えかたが変わる。
この細かい無限に近い要素を検証し、デザインへアウトプットしているのが私たちの仕事である。
美しいデザイン+印刷。全ては幽玄なる美しさを求めて。









歯科医院の診察券の概念を大きく変えるようなデザイン。活版印刷の診察券自体、コストが掛かり過ぎるなどと敬遠されがちだがブランディングの観点からは大成功である。コモディティ化されたものから逸脱している。



歯医者でもらう診察券の裏は大概、蟻のように小さい文字でこれでもかと言うくらい表の列を稼いでくる。何事も一度一度が真剣勝負。




名刺に有るまじき、この直線的で攻撃的な厚みのを観て愉しめる心のゆとりさえあれば、我が物に等しい。





歯科医師らしさをどう表現するのか。本ロゴのデザインコンセプトは「8の歯」が上下正しく咬み合わさる様を、「交わる・交差する線」として捉え、ロゴデザインを考案した。





歯科医師名刺






<歯科クリニック様・歯医者様・歯科医院様・歯科医師様の名刺作成の流れについて>



<1>.まずはこちらよりお問い合わせください。<お問い合わせフォームはこちら>
<2>.ご希望のデザインのヒアリングや具体的な枚数・印刷方法・紙質など、クライアント様のご意向の仕様を決めていきます。
ヒアリング方法は「メール」or「ズーム」or「直接事務所に来ていただき打ち合わせ」の3つからお選びください。
<3>.仕様が決まり次第正式なご請求書をお送りし、ご入金確認次第、デザイン制作工程に進みます。

価格
名刺デザイン代(印刷費別途) 30,000円
デザイン代30,000円+印刷費
印刷費は紙・印刷手法によって変動します。
※紙質とデザインの相性もございますのでお気軽にご相談下さい。



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