ピアニストブランディング事例

見えないものを見える様に。「暗黙知」を「形式知」に。

別所ユウキ/神戸女学院大学音楽学部、ブリュッセル王立音楽院卒業。2013年より京都聖母女学院短期大学非常勤講師。



「もっと自分を表す写真やホームページが欲しいです。」
初回の打ち合わせはこんな感じで始まったことを覚えています。



音楽家 プロフィール写真 と検索すれば、手を前に組み、勝負顔で斜め45度でパシャリ。
山のように同じような写真が出てきます。果たしてあの斜め45°の写真からこの音楽家の伝えたい事は伝わるのか?というクエスチョンがあり、僕がもしクリエイターとして他人に写真を撮ってもらうと考えた時にあのポーズは絶対オーダーしないだろうし、仮にフォトグラファーからそのポージングでお願いしますと言われてもNGを出すと思います。



と考えるとあの写真を自分のプロフィールとしての見せ方は絶対に無いだろうし、そもそも音楽家という生業自体、クリエイティブなはずなのにあの表現で本当に満足しているのか?!と私も感じておりました。



<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>


<写真撮影/スタイリング>
まずはヒアリングで「感覚を手探りで」探すところから始まります。

基本スタイルとして徹底的に「お話を聴く」という所から始まります。今までの生きてきた道の棚卸しを一緒にさせて頂きます。



ヒアリングはクライアント様の脳の中を覗きにいくようなもので、例えば色一つにしろ、「黒が好き!」というと「それはどんな黒が好きなんですか?」という所から始まり、黒でもたくさん種類が存在し、それは漆黒なのか、リッチブラックなのか。あるいは烏羽色なのか。黒なんて色は一般的に言えばバリエーションが無い様に感じますが、それは大きな間違いです。



ヒアリングが浅ければ黒と言われると「はい。わかりました黒ですね」と話が未完成で終わってしまい後ほどイメージとなんか違う!私の思っていた黒ではない!となってしまうこともあります。ただそれは色だけの問題ではなく、雰囲気・テイストにも影響してくる事で、クライアント様の脳みそとリンクさせる必要があります。



この脳みそをリンクさせるという事がポイントで、今回のロゴをどう考えたかというと、ピアノが表現そのものなので別所様にピアノを弾いて頂いて「こういう事か!」と考えついたロゴです。



<CI設計>

美しく重なり合っていつまでも小気味よく残ってるイメージ。
これはピアノを生で演奏してもらったときに出たインスピレーション。力強いインパクトと心地よい整列性。
Bessel yukiのスペルを音符のように見立て、ランダムに配置しました。


<ウェブサイト制作>


<コンサートプログラム>


<コンサートフライヤー>


<コンサートチケット>


<映像制作/イベントディレクション>


<映像制作/イベントディレクション>


<映像制作/イベントディレクション>


<映像制作/イベントディレクション>


(ピアニスト 別所ユウキ)
「表現者らしい表現」

グラフィックだけではなく、コンサート企画・ディレクション、コンサート会場の空間ディスプレイ、映像、コンサートで着用するドレス等、全体的にディレクションもしています。



感覚的に伝えたい事(暗黙知)をこちらが見えるモノ(形式知)に変化させ伝える。無形サービスを商品とする生業とする方々にとって伝えるためのデザインは必須です。形式知に変える事により、結果として別所様の感覚をシンボル化させ、本当に聴いて欲しいお客様に正確にアプローチできるようになりました。



●制作内容

ロゴ/ホームページ/イベント印刷物全般/フライヤー/名刺/写真撮影

まずはお気軽にご相談ください。


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