企業ブランディングが失敗に終わらない重要な手法を記します




時代を超えて続く理由。

株式会社桶屋のクライアント様は多種多様。
地域の工務店さん、お菓子メーカーさん、お麩メーカーさん、化粧品メーカーさん、傘の製造メーカーさん、
美容室さん、洋菓子屋さん、珍味屋さん、歯科医院さんなど業種関係なくお手伝いさせていただいております。



中には社長代替わりをして心機一転リブランディングをされる方や、
創業100年に向けて永続する企業づくりというお考えの方もいらっしゃいます。
株式会社桶屋のクライアント様は平均すると創業60年と比較的老舗の中小企業様が多く感じます。




その中でも成功する・失敗するというベクトルでものを考えると、ある一つの共通点に辿り着く。
それは何かと申しますと「変化する」ということ。恐れずに変化してきたということ。
創業に歴史があるということはそれだけ文化という根っこが地中に根付いている。
その根っこが邪魔をして変化を拒み出すと、直々崩壊への道を進んでいると感じる。



株式会社桶屋は比較的老舗企業のブランディングの特化しており、
歴史の中に隠れた値打ちを発見し、今受け入れられる形へ変化させる事が得意です。
せっかく良いものを持っていても奥にしまっておいては意味がありません。
またそれに似合う良いデザインを纏わせ、狙っておるターゲットに好かれるデザインでなくてはなりません。



変化は確かに恐怖です。しかし吊り橋はいつかは崩壊します。
全ては「創造」→「維持」→「破壊」の繰り返しだとブッタは言いました。
新しいものをつくり、それを維持し、終わりが来れば破壊し、新しいものをつくる。







国内のある集落の遺跡の地層を見に行った時のことです。
土器のデザインが100年に一度のペースで微妙に変化しているのです。
1、新しいデザインの土器が作られる→
2、そのデザインの土器が流行り出し、しばらくそのデザインが使われる→
3、その土器の一部を踏襲した斬新なデザインの土器が出てくる
何千年も前から人間の行動パターンなど同じなのです。
つまりこの原理原則に従うと生き永らえるということなのです。



ただし、全てを破壊するということではありません。
良いものを継承しながら、新しいものを生むのです。
この塩梅こそがが企業ブランディングで非常に難しく、大切です。
古民家再生で大切な柱までをリノベーションする輩がいますが、それと全く同じで
残すべきものはしっかりと残さないと一度崩壊させるともう元には戻りません。



この残し方こそ明暗を分けるポイントで
俯瞰的に自分たちのしていることを把握し、何を前に持ってくるか見極めなければなりません。
株式会社桶屋が重点的にヒアリングするポイントもここです。
化石を発掘する様に丁寧に掘り下げます。
中小企業の技術力や発想力こそ宝であり、次世代に継がなくてはなりません。














宝物を探すことがブランディングのはじまり。





創業年数の長い会社様はたくさんの良いところが
眠っているケースが多く見受けられます。

その埃の被った宝探し、そしてそれらをデザインを通して
アウトプットしていくことは株式会社桶屋の得意とするところであります。



「残すべきところ」と「変えるべきところ」の
見分け方も非常に大切なことです。
全てを変えすぎては今までの良さが消えます。
反面、中途半端に残すと未来のロードマップが見えない。

非常にこの塩梅は難しいですが「ちょうど良い答」を見つけ、
その企業様にしか出来ないブランディングを築きあげます。

大きな「世界観」は小さな拘りの連続である。




ブランディングとは何を揃えればブランド(世界観)が演出できるのでしょうか?
ホームページでしょうか。会社パンフレットでしょうか。将又ロゴマークでしょうか。
それらが揃い、いざ運用となった瞬間に違和感に気付くはずです。



世の中のブランディング会社の大半は大きな外枠を揃えることにしか気付いていません。
見た目では揃っているので、それでブランディングが完結したと思い込んでいるのです。



真のブランド(世界観)づくりはもっともっと細かいこだわりの連続です。
その集合体こそが真のブランド(世界観)なのです。

これは非常に大事なことです。



ここではこの設計ノウハウは出せませんが
3年間掛けて抜け目なく真のブランド(世界観)づくりをしていきます。
その先に強靭な企業ブランド体質が初めて整ったと言えるでしょう。

ブランディングの「ツボ(勘所)」それは写真の力

「写真が悪いと損失に繋がる」
「写真が良いと利益に直結する」




どれだけ良い商品をつくっていても其れを伝える写真が悪ければ価値は下がります。
写真の伝える力を侮ってはいけません。
中小企業ではどうしても「写真力」が弱く感じます。
逆に大手はこれでもかというくらいに力を入れます。



あれっ?!何か気づきませんか?大手はなぜ写真に力を入れるのか。。。
そうです。写真に力を入れれば価値が上がる、売上に直結すると知っているのです。
写真こそコストを惜しみなく投じて良いところです。



これは株式会社桶屋が何故写真に拘っているかの解析でもあります。
訴える力の強い写真は突き出てくる。貫通力があります。
これだけ世の中に文字情報や写真が溢れているとより埋もれやすくなります。
ましてや、カメラの性能だけに頼った撮り方ではコモディティ化(同質化)となり確実に埋もれます。







僕たちがお手伝いしていることは2段階あります。
1、写真撮影のお手伝い
2、確実に上手くなる写真講座(※ブランディング契約のクライアント限定/個別講座はしていません)

当社の考え方の1つである企業様の「自立」。自社で良いクリエイティブを発信できるまでが僕たちのミッションです。
だからこそ写真のノウハウをお教えし、自社で突き出てくる様な写真を取れる様に訓練する。



スキルは一生モノです。そのスキルは中小企業にとって大きな資産となるでしょう。
ウェブサイトのトップページだけではなく、ブログもSNSも美しい写真の会社ブランドイメージは相当に高い。
高い付加価値をつけて売れる要素の一つとして写真か欠かせない存在です。
写真は中小企業経営の真髄とも言えるでしょう。
















ブランディングが成立していない理由は概ねこの3つしかありません。



1.他との表現力の競争力が不十分
2.見えにくい「技術の差」の同質化
3.一貫性のないアウトプット



逆に言い換えればこの3つを抑えることが成功へのカギとなります。
様々な会社様のブランディングに携わって参りました。
成功・失敗全て経験してきたからこそ解る事があります。




何事もそうですが、効くツボ(勘所)があります。それは...

●伝えにくいものをどんな言葉に変えれば伝わるのか?
●わかりにくいものをどんな写真やグラフィックに表現すれば伝わるのか?
●どのようにヒアリングすれば眠った宝に辿り着くのか?




当社のクライアント様の業種はバラバラですが、普遍的な共通のツボがあります。
ブランディングを成功させる為にそのツボを押さえつつ、
その企業様らしい独自のブランディングをコンプリートさせます。

キャッチコピー1つで売上高が3倍になる?!





一瞬で「ピン」と来ないものは何時間見ても理解し難いでしょう。
大袈裟に言うと小学生でも理解できるくらい、
一度咀嚼することからクリエイティブは始まります。

わかりにくいものをわかりやすく咀嚼する。
世に出ている多くのクリエイティブがこの咀嚼力に欠けています。



装飾しまくったキャッチコピー。アートぽく見せた良く分からぬイメージ写真。
きちんとデザイナーが咀嚼出来ていないから
最終アウトプットが意味不明なものになってしまいます。



実際にキャッチコピー1つで売上300%UPしました。
写真1枚で売上が250%UPしたこともあります。



あまり直接的な売上の話は好む所ではありませんが、
良い方向に転換させる自信はあります。

SNSと共に生きる時代の戦略。

全てはヒアリング




先述しましたが、その時代時代に合った方法というものが存在します。
昔は所得マップみたいなものを見ながら、
今回は富裕層を狙いたいからこのエリアに土日に新聞折込しよう。
「工務店 大阪 リフォーム」こんな検索ワードでリスティング掛けてランディングページでクロージングしよう。
その当時はそれが一番効果的で善とされていました。



2021年、新聞折込広告に30万掛けて何が得れますか?
どれほどのリターンが返ってくるでしょうか?
今の時代はどう足掻いてもSNS主体です。



SNSを制するものが勝ちのターンです。
その割にはSNSの作り込みが非常に甘い企業様が多い。
株式会社桶屋ではSNSというものは最重要ポイントとして捉え、
どう運用するか、どのタイミングで投稿するか、どんな写真で、どんなコピーライティングで、
そしてマクロで見たときにどんな並び順で世界観を作り込むかなどまで細かく立ち入ります。



そしてSNSのクオリティを上げるための、
写真講座やコピーライティング講座などのレクチャーを行い、徹底的にブラしません。
今の時代、SNSを甘く見てはいけません。
この「SNSと共に生きる」というワードを忘れないでください。

何故買うのか?買わないのか?商いの根本とは何か。

1920年〜AIDMA(アイドマ)
1970年〜AMTUL(アムツール)、
2005年〜AISAS(アイサス)
2005年〜AISCEAS(アイシーズ)
2015年〜SIPS(シップス)
2015年〜DECAX(デキャックス)



世の中には時代時代の変わりゆく細かい手法があります。
株式会社桶屋にはこれらを全てドッキングさせた独自の手法が存在します。
それは理に敵っており多くの成功を生んできました。



しかし、その前に原点に立ち戻って欲しいのです。
手法だけで戦略を考えると必ずつまずきます。
それは何故か?



買うのはロボットではなく、自然である人間だからです。
●それが欲しいのか?欲しく無いのか?
●その値段が安いと感じるのか?高いと感じるのか?
突き詰めるとこれしか無いのです。



商品力がないものは欲しくありませんし、高いと感じます。
商品力がないものにデザインで誤魔化して良く見せても最初は売れますが、
真のロイヤリティーは生まれません=衰退。



結論です。
商品力を徹底的に磨きましょう。
商品力のあるものを一緒に開発しましょう。
そしてそれに良きデザインをしましょう。




これだけで商いの過半数は終わりです。
あとは「認知」「関係性の構築」を考える。
モノゴトはシンプルに。





商売の原則

大手のやり方と中小はそもそも違う。効果的なコスト投下バランスを考える。




書店やグーグルでブランディングと書かれた本やページを検索すると
多数のブランディングのノウハウが出てきます。
しかしその多くのノウハウは主に、キャッシュや人材が
豊富にある大手もしくはそれに準ずる企業が使えるノウハウが多いと感じます。



会社内にデザイン専門の部署があったり、ブランディング専任で担当者がいたり、
雑誌やテレビCM、ステマを使ったSNS戦略など多数のメディアに広告を出したり、
中小零細企業では広告宣伝費に1ヶ月数千万使える訳がありません。



基本的には他の業務と兼務しながら、会社のブランディングについても考える。
なるべくコスパの高い媒体を探し、月数万円〜数十万円ほどの広告費を捻出する。
私自身、祖父、父の会社、今までのクライアント様もそうであった様に、
中小企業と大手企業のやり方は根底からそもそも違う。
だからこそ企業規模や考え方に合った経営戦略を取らなければ、
時間とお金のロスになります。



大手は中規模のロスを容認しながら戦略を組めます。
中小零細は1000万円分の投資をして何もリターンが無ければ
おそらく「激痛」が生じることでしょう。



私たちの考えるブランド戦略にはほぼロスはありません。
「必要最小限の武器」と「工夫」で闘います。
意味のない販促ツールは一切提案しないスタイルです。
ウチワやボールペン、玄関マットに挙げ句の果てのは銅像。。。



予算は無限ではありません。
限られた予算の中でどう最大限のパフォーマンスを出すのか。
しかし、予算を掛けるところは掛けなければなりません。
その為の無駄のカットです。





例えばバッケージデザインは紙の質感や、加工方法で大きく訴求力が異なります。
最初に手にとってもらう為の大切な世界観です。
その質感を落とした瞬間に全てを失うと言っても過言ではありません。
1500円に見えていたものが質感を落とした瞬間に500円のものに見えたりします。



何でもマクロで見たときのメリットデメリットで、
しっかりとバランスを取る事が非常に重要です。
1円単位での商売をしていたので私自身コストにはシビアです。
しかし値打ちをこく為のツールにはコストを投下します。
それが順繰り回って成果として返ってくることを知っているからです。



コストバランスも共に考えましょう。
必ず良い方法があると思います。







必要最小限の武器とはその企業の価値を伝えるツールを指し、
プロジェクトが進む中でその武器の存在価値を考え、武器を生み出していき、
ブランディングによって生まれたキャッチコピーや写真1つで年間何億もの売上が変化したり、
伝え方を変えるだけで採用コストが0となり採用したい人材が集まる。
これが本質的な中小企業のブランディングと言えると思います。




ブランディングは企業が生き残る大切な経営戦略です。
本質的な良さや強みを引き出し、それをきちんと伝えていく。
今世の中にはたくさんの「モノ」と「情報」で溢れています。
その中に埋もれない様にする事がブランディングです。



最後に中小企業が生きていくためのブランディング手法は1つ。
価値の「深度」と「発見」
です。
「深度」が浅ければ大多数に飲まれます。
「発見」が無ければ大多数に飲まれます。
尖った価値の伝え方こそが中小企業の真髄とも言えるでしょう。







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